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やり直せばいいというものではない [ワイヤークロッシェ]

「もう作り直したくないですー!5回も編みなおしたんですー!」
これは昨日の生徒さんのセリフ。
今、この人は資格を取るために今まで作った作品を作り直しているところです。
彼女が苦労しているのが、2回目の作品細編みのリボンブローチ。
ところどころ合ってて、ところどころ間違っている。

まず。
講師資格を取る時、課題のアレンジは無しです。
決められた課題を、決められたポイントをしっかり守って仕上げる。
デビュー前に師匠に言われた言葉は
「この、提出した課題を見本にして生徒さんにレッスンができますか?」
です。
ワイヤークロッシェは、数を編んでいくうちに手が安定してきます。
もちろん最初から安定していれば見本と同じサイズや見た目で仕上がりますが、なかなかそうはいきません。
私がみて、その課題で押さえなければいけないポイント、理解すべき箇所、編み方がしっかり理解されていれば合格です。

また、間違ったことを何度繰り返しても上手にはならない、と思っています。
編み物ができるこの生徒さんは、編むことが大好きです。デザインも、アレンジも得意!
なので、どんどん編み図をみて仕上げていきます。
でも、ビーズがずれていても、あまり気にしない・・・ここが問題。
ビーズの入るべき目。取るべき目。ここを意識しないと、アクセサリーとしては、課題としてはバツなのです。

本人は間違いなく「正しい編み目」を拾っています。
でもビーズはここに動かして、ここの部分に針を入れて拾う、ができていない。
おかしいなあ、なんか違うなあ、と何度もやり直すのですが、ここが自分の中で腑に落ちてないのです。
決まらないのは、針の動かし方ではない。形の整え方でもない。
「ワイヤークロッシェ」でなく「かぎ針編み」をしているからなのです。
すでに毛糸のかぎ針編みの知識が頭に入っているので、アクセサリーとしてのかぎ針編みが入ってこない・・・

私がよく言う「編み物をやったことのない人の方が上達が早い」がここなのです。
かぎ針の持ち方。細編みの編み方。毛糸もワイヤークロッシェも全く同じです。
でも。
金属という素材を生かしたアクセサリーを作るための道具としてのかぎ針。
これはちょっと、一度毛糸の編み物を頭の隅に追いやって、新しい気持ちでチャレンジするしかない。
きっとぱあっと世界が広がって、新鮮な経験になるはず!
だってー私がそうだったんです!あの時のあの気持ち・・・是非あなたにも体験して欲しい・・・
すごい楽しいんですよ・・・編めば編むほど・・・・・ずっとその気持ちが続いて今がある・・・
(だから、別の意味ではかぎはり編み経験者の方が喜びが大きい、というのはあるかも)

サニーサイドの講師資格取得までは、
このように基礎の課題をすべて合格して仕上げてもらってから、
①初心者向けに体験レッスンの課題を作る②自分の着けたいワイヤークロッシェアクセサリーを作る
という自由課題を提出してもらっています。
なので、オリジナルやアレンジはその時にーーー!Mさんーー!6回目ーーー!!!!

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生徒さんのSさんが作っていた赤いワイヤーの小さなボールがかわいくて、
真似してさくらんぼを作りました・・・
そう、きむらはセンスのいい生徒さんたちに支えられています・・・

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